天然の生け簀 富山湾鮨

天然の生け簀 富山湾鮨

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お知らせ

富山湾の秋の旬

2013.10.30

10月も終わりに近づき、秋本番という感じです。
季節も変わり、市場の魚にも変化が見られてきました。

富山の秋といえば、ベニズワイガニが有名です。
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以前、解禁したばかりの頃に紹介しましたが、その時に比べて身が大振りになっているように見えます。


たま、富山の秋の味覚といえばカマスでしょうか。
カマスは今がまさにです!
市場では、刺身で販売されていました。
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実はこのカマスという魚、一般的には刺身には向かないとされています。
というのも、カマスは鮮度が落ちて身がふにゃふにゃになってしまうからです。
全国的には焼き物や干物として頂くことが多いのではないでしょうか?
ですが、富山ではカマスの刺身は、スーパーでも結構並んでいます。
これも漁場と漁港の近い富山ならではの光景ではないでしょうか。


また、富山の秋といえばアオリイカ
アオリイカは、釣り人の中でもターゲットとして人気のイカです。
今の時期は、子イカのベストシーズン。といっても、シーズンも半ばを過ぎてきているので、大振りなものも撮れるようになってきているそうです。
もちろん、市場にもアオリイカが売られています。
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真っ黒なのは、イカ墨によるものです。
アオリイカは、別名スミイカと呼ばれるほど、イカ墨の量が多いイカです。
真っ黒なのは、新鮮な証拠。食べる時は、やはり刺身がオススメです。

紅葉シーズンになり、富山に観光に訪れる方も多いのではないでしょうか。
その際は、是非富山の新鮮な海を幸を味わえる富山湾鮨」を味わって行って下さい。

氷見といえば、やっぱり......カレー?

2013.10.18

今週に入って、一気に冷え込んできましたね。
先週までは最高気温が30度近くまであり夏の陽気でしたが、すっかり秋らしい気温になりました。
皆さんも体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。

さて、今回は氷見番屋街にやってきました。
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氷見番屋街は本ブログでも何度が紹介しておりますが、何度紹介してもし足りないほど沢山のコンテンツがあります。


ところで、皆さんは「氷見」というと何を連想するでしょうか?
綺麗な海。美味しいお魚。あるいは温泉。という人もおられるでしょう。
その連想の中に、これからはもう一つ加えてみてはいかがでしょうか?

それは「カレー」

氷見にはご当地グルメの一つとして「氷見カレー」というものがあります。
氷見カレーの定義はなんと「氷見の煮干しを使用すること」!
つまり、煮干し入りのカレーです。
気になりますね。

氷見市内の氷見カレー加盟店にて食べることができます。
もちろん、ここ番屋にも加盟店があります。
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早速注文しますと......。
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すごく美味しそうです。でも、外見はいたって普通のカレー。
早速食してみると、一口食べた時は正直、「あれ? 煮干し? どこに?」という感じです。しかし、食べ進めていくと辛みの割に舌触りが優しく、後味にはしっかりとした旨みを感じられてとても美味しいです。
氷見に来られた際は、海鮮丼もいいですが、是非氷見カレーも味わってみて下さい。

巨大鮨、ベルトコンベアを回るpart.3

2013.10.09

「巨大鮨、ベルトコンベアを回るpart.2」の続きになります。
前回、型から形成されたオブジェまでを紹介しました。
そのオブジェに、塗装がほどこされると、こうなります!
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見て下さい! このテリ。このツヤ。
バイガイもホタルイカも、水揚げされたばかりのようにきっときとです。
この本物そっくりの質感もあります。


高岡は、銅器だけではなく漆器の町としても有名です。
江戸時代初期より受け継がれた高岡漆器の伝統技術がここに生かされています。


こうして完成した「天然の生簀、富山湾鮨の夏ネタ10種。
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富山の白い宝石といわれるシロエビも、キラキラと輝いています。
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そして、完成した巨大鮨オブジェは、富山空港手荷物受取りベルトコンベアを回ることに。
富山県を代表する夏の味覚を、同じく富山を代表する伝統工芸の技で表現した巨大鮨オブジェは、圧巻!
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ぜひ、富山空港へアシを運ばれた際は、注目して見て下さい。
ただし、手荷物の取り忘れにはくれぐれも注意して下さい。

富山湾の幻。「幻魚」

2013.10.01

幻魚(げんげ)」という魚をご存じでしょうか?
底引き網などで捕れることがありますが、雑魚として捨てられていたそうです。げんげという名も「下の下」という字が当てられていたそうです。
しかし、今ではその希少価値が認められ「幻魚」という字に変えらています。
ある意味、すごい出世魚ですね。
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そのげんげの写真がこちら。


少々グロテスクですが、これが幻魚です。
幻魚は、富山湾の深海に生息する魚。まだまだマイナーな魚で、富山県でも内地に方へいくと知らない方もまだまだ多いです。
表面はプルプルとしたゼラチン質で覆われています。このプルプルですが、なんと「コラーゲン」。これが判明してから、幻魚の知名度も上がりました。

そんな幻魚ですが、以前より干物にされ酒の肴として親しまれてきました。酒好きの中では、珍味として全国的にも知られてたいたようです。
深海魚である幻魚は水分が多く、傷むのも早いので干物にするのが一般的でした。

しかし、ここ富山は漁場と漁港がほど近い「天然の生け簀」。
幻魚の知名度が上がるにつれて、幻魚料理を提供するお店も増えてきました。

幻魚料理といえば、魚津駅すぐ近くにお店のある万両。「げんげの万両」と言われるほど、幻魚料理に定評のあるお店です。
中でも一番人気なのがコレ。
げんげの唐揚げ」です。
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骨まで柔らかいのでそのまま食べることができます。
カリカリとあげられた衣はサクっとした食感。噛むとフワっとした白身の食感と共にげんげ独特の風味が鼻を抜けます。味わ淡泊でクセがなく、いくらでも食べられそうです。フワフワした食感の身、サクサクとスナックのような食感の尻尾といろいろな食感を楽しむことができます。お好みでスダチをかけると、よりさっぱりといただくことができます。

そしてもう一品。
げんげのお寿司」です。
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甘ダレでいただきます。
見た目や食感は煮穴子に近いですが、身はより柔らかくきめ細かく舌だけで簡単にすり潰せてしまうほどです。また、穴子に比べてクセがないのでどなたでもおいしくいただけると思います。
お好みで醤油を少しつけてもいいですが、個人的にはそのまま食べるのが一番おいしいと感じました。


そういえば、10月19日に富山県・魚津市を舞台にした映画、その名も「げんげ」が公開されるそうです。これを期に、幻魚の知名度もさらに上がるかもしれません。
富山に立ち寄った際は、是非「幻魚料理」を食べて行って下さい。