富山湾に春の訪れをつげるホタルイカ
2012.02.19

今年は記録的な雪の冬となりましたが、3月になれば、富山湾に春の訪れをつげるホタルイカの漁が始まります。富山湾での漁期は3月中旬から6月上旬頃まで。
産卵を控えた春先のホタルイカは、身が締まったプリプリとした触感があり、独特の甘みが口全体に広がります。まさに富山湾の春の味といえます。
2月頃から一般に出回っているホタルイカは、日本海側各地の産地で底引き網を使い、深海のホタルイカを獲ったもの。鮮度と味もいまひとつ。
富山湾の旬のホタルイカは、日中は200~400mの深海で過ごし、夜に海面近くまで上がってくるホタルイカを定置網で獲ったもの。本来の旬のホタルイカを味わうには、この時期に富山湾で獲れた新鮮なホタルイカしかありません。
ホタルイカが群れをなして海岸近くへと押し寄せるのは世界中でも富山湾だけ。富山市の常願寺川河口から魚津市の魚津港に至る15kmの沿岸域を、「ホタルイカ群遊海面」として国の特別天然記念物に指定されています。漁獲シーズン中は、観光船からホタルイカ漁を見学できる「早朝海上遊覧」も実施しています。
旬を迎えるホタルイカ、是非富山湾鮨で
富山湾の春の味覚をご堪能ください。